大洗旅行記その4・ガルパンでデビューした痛自転車&電車が想像以上に楽しかった。
以前のエントリにも書いたのだが、GWの大洗旅行(聖地巡礼)ではガルパン仕様のレンタサイクルを利用してみた。写真のように、前輪にあんこうチームのキャラ1名が描かれた計5タイプがある。
私はいわゆる痛(自転)車というものに乗るのは初体験。正直これまではこういうものに手を出すのは恥ずかしいし、完全に何かの一線を超えてしまうような気がしていた。しかし今回は「大洗はガルパンの聖地でありテーマパークみたいなものだ」と自らに言い聞かせ、ここでしか味わえないお楽しみの乗り物として試してみることに。さらにここぞとばかりに午前は西住殿仕様、午後は秋山殿仕様で大洗の街を走り廻ってみた。
スタンプラリーのポイントの一つ・アクアワールドは、市街地からは距離があるので歩いて行くのはちょっと大変だけど、西住殿の車両(自転車)で海岸沿いを走りながら行くと気持ち良かった。
こちらは秋山殿仕様。秋山殿ー!俺だー!パンツァー・フォーしてくれー!
実際に乗り始めてしばらくしてくると、乗ってみる前に思っていたような恥ずかしさとか一線超えちゃう感よりも、こそばゆいような気分がありながらも案外気持ち良いという感覚の方が強くなっていった気がする。特に街なかかくれんぼ企画の中心になっていた商店街などでは、すれ違うのはほとんどが聖地巡礼のファン(と思われる方々)だったし、お店の車や地元のタクシーなどもステッカー等で装飾したプチ痛車仕様になっていたものも多く、「あ、これは大丈夫だ」という安心感(都合の良い認識の変換とも言う)が生じたのだと思う。むしろ周りの視線が、西住殿や秋山殿の車両に乗っている自分への羨望の眼差しに思えるくらいに脳内変換が捗り、これはクセになりそうかもとすら思ってしまった。ヤバい。
もう一つ今回の大洗旅行で初体験になったのが、ガルパン仕様の痛電車。
広告媒体としてのラッピング車両には都内などでも乗ったことはあるが、この鹿島臨海鉄道の車両のように細部にまでガルパン一色で装飾を施し、作品との繋がりが強く感じられるようなものは初めてだった。
こちらは反対側。
近づいて見るとこんな感じ。
西住殿役・渕上舞さんのサインも。
列車の中もあちこちにいろんなキャラがいる。
網棚の上も。
吊り広告のスペースも。
さらには天井も。
お手洗いにはこちらに*を向けたカバさんが。ある意味的確な配置と言えるかもしれない。
車内などを撮影する際には他のお客さまのご迷惑にならないように注意。
また鹿島臨海鉄道さんはこの車両だけでなく、大洗の駅にも色々と仕込みをしていて面白かった。
戦車がお出迎えしてくれたり、
あんこうチームのメンバーがホームでかくれんぼしてたり。
例の横断幕は改札を入ってすぐ。
駅員さんたちのスペースもごらんの有様だよ!
駅の案内所にはご丁寧に、第4話の市街戦でのルートを「想定」した地図が貼り出されていたり。
大洗を訪れたガルパンの声優さんたちの写真やサイン、メッセージなどが多数飾られているかと思えば、
鹿島臨海鉄道の社員さんによる力作模型やファン達からの寄贈品も多数飾られていた。
大洗の町では商店街などを中心にガルパンとの繋がりを様々に見ることができる工夫や企画などが施されているが、そこに至る玄関口の大洗駅をはじめ移動手段である電車やレンタサイクルなどもガルパン一色にできるようになっている。そしてそれらは出来合いのものや他人任せで作ってもらったものをただ並べたりするというのではなく、町や関係者の方々が自分たちで積極的にノリノリで作り上げたものなんだろうなと感じられた。この辺りがガルパンに対する大洗の凄いところだなと思う。おかげでそれらを利用してみた私は、初めての聖地巡礼というものにすんなり入り込み、終始気分が盛り上がりっぱなしだった。
以下おまけ。
ガルパン作中には部分的にしか登場しない大洗磯前神社だが、ファン達が作品と大洗の発展を祈る絵馬を多数奉納していて、ここも聖地と呼べる場所の一つになっているように見受けられる。(スタンプラリーのポイントの一つだったということもあるだろうけど。)
聖グロリアーナ女学院戦で市街戦へと切り替わる際にくぐった鳥居(一の鳥居)の正面側。奥の左上に登る坂道から戦車が進んできた。この坂道を登ると実際には神社社殿に向かう。
大洗磯前神社の拝殿。左手(写真の枠外)に絵馬掛がある。
奉納された絵馬の数々。ガルパンファンと思われる方々からのイラスト付きの絵馬も多かった。こういう絵馬を生で見たのは初めてだったが、作品だけでなく大洗の復興・発展を祈願するという主旨の事も書かれているものが多いことに、素直に感心した。
大洗磯前神社には前掲のものとは別に2つの鳥居がある。こちらは海側に向かって構える二の鳥居。奥の階段を上ると先ほどの社殿がある。
そしてもう一つ、海上の岩の上にある神磯の鳥居。日の出の頃に行くとこの写真のような光景が見られて心地良いのでオススメ。